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親子で守る子どもの歯!仕上げみがきの基本
親子で守る子どもの歯!仕上げみがきの基本

子どもの歯はなぜ虫歯になりやすい?
子どもの歯は大人の歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯菌に対する抵抗力が弱いのが特徴です。また、歯並びがまだ安定しておらず、食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすい部分が多いことも虫歯のリスクを高めています。さらに、歯みがきの技術が未熟な幼児期は、自分だけではきちんと磨けないため、保護者による仕上げみがきが必要不可欠です。
仕上げみがきはいつから始める?
一般的に、仕上げみがきは乳歯が生え始める生後6〜8か月ごろからスタートするのが理想です。最初はガーゼでのケアから始め、歯が数本生えた段階で赤ちゃん用のやわらかい歯ブラシに切り替えていきましょう。3歳以降は、ある程度自分でみがけるようになりますが、小学校低学年頃までは仕上げみがきを継続するのが望ましいです。
仕上げみがきのタイミングと回数
仕上げみがきは、1日1回以上、特に寝る前がもっとも重要です。就寝中は唾液の分泌が減少するため、細菌が活発になりやすく、虫歯が進行しやすくなります。朝や昼も可能であれば仕上げみがきを行い、1日2回の習慣を目指すとさらに効果的です。
正しい仕上げみがきの手順
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- 子どもを安定した姿勢にする
座らせたまま膝の上に寝かせたり、親の膝枕にするのがおすすめです。
- 子どもを安定した姿勢にする
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- 歯ブラシを選ぶ
子ども用の小さめで毛先がやわらかい歯ブラシを使用します。フッ素入りの歯みがき粉を少量使うと、虫歯予防により効果的です。
- 歯ブラシを選ぶ
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- 小刻みに動かす
強くこすらず、1〜2本ずつ小刻みにやさしく動かします。歯と歯ぐきの境目や奥歯のかみ合わせ部分は念入りに。
- 小刻みに動かす
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- 磨き残しがちなポイントに注意
上の前歯の裏側、奥歯の溝、歯と歯の間などは特に磨き残しが多い部分です。鏡を見ながら確認しましょう。
- 磨き残しがちなポイントに注意
子どもが嫌がるときの対処法
仕上げみがきを嫌がる子どもは少なくありません。その場合は無理に続けるのではなく、遊び感覚で楽しい時間に変える工夫をしましょう。
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- 歌を歌いながら磨く
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- お気に入りのぬいぐるみで「歯みがきごっこ」
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- 仕上げみがき用の動画を見せる
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- 磨き終わったらほめてあげる
親の「早く終わらせよう」という焦りが伝わると、子どもはますます嫌がります。ゆったりとした気持ちで向き合うことが大切です。
よくある仕上げみがきのNG例
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- 力を入れすぎる:歯ぐきを傷つけてしまう恐れあり
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- 長時間続ける:1回の仕上げみがきは3分以内を目安に
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- 毎回同じ順番で磨かない:磨き残しの原因に
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- 子ども任せにする:自分で磨かせて満足し、仕上げを省略しがち
正しい方法を継続することで、子どもも歯みがきに前向きになっていきます。
歯科医院でのチェックも大切
自宅でのケアだけでは取りきれない汚れや、見えない部分の虫歯は歯科医院での定期検診で早期発見できます。3〜6か月に1度のペースで通院することで、虫歯リスクを最小限に抑えられます。フッ素塗布やシーラント処置など、虫歯予防のためのプロのサポートも有効です。
まとめ:仕上げみがきで一生の歯を守ろう
仕上げみがきは、単なる歯の掃除ではなく、子どもの健康な成長をサポートする大切な習慣です。正しい知識と方法を身につけて、親子で楽しく続けることが、将来の虫歯ゼロにつながります。「自分で磨けるようになったから」と油断せず、小学校低学年までは丁寧な仕上げみがきを心がけましょう。今日から、わが子の未来の歯を守る第一歩を踏み出してみませんか?
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