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子どものフッ化物洗口|ぶくぶくうがいはいつから?
こんにちは。名駅サランおとなこども歯科 院長 妹尾です。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としています。お子さんの状況は一人ひとり異なりますので、実際の予防方法については必ず担当の歯科医師にご相談ください。
結論:ぶくぶくうがいができるようになったら

「フッ素塗布は受けているけれど、家でもできることはありますか」——そんなご質問をいただくことがあります。
その選択肢のひとつが、フッ化物洗口(ふっかぶつせんこう)です。お薬の液でぶくぶくうがいをして、歯を守る方法です。
始める目安は、ぶくぶくうがいができるようになる4歳ごろから。そして永久歯が生えそろう中学生ごろまで続けると、効果が得られやすいとされています。
「うちの子にもできるかな」と思われた方に向けて、方法と注意点をお話しします。
フッ素には3つの使い方があります
お子さんへのフッ素の使い方には、大きく3つあります。それぞれ役割が違います。
1.歯科医院でのフッ素塗布
濃度の高いフッ化物を、歯科医師や歯科衛生士が歯に塗ります。数か月に一度のペースです。
2.フッ化物配合の歯みがき剤
毎日のセルフケアで使うものです。いちばん身近で、基本になります。
3.フッ化物洗口
今日お話しするのがこれです。低い濃度の液でぶくぶくうがいをします。
大切なのは、どれか1つを選ぶのではなく、組み合わせることです。洗口は歯みがきの代わりにはなりません。歯みがきをしたうえで、プラスするものとお考えください。
いつから始められるのでしょうか

目安は4歳ごろです。年齢そのものより、ぶくぶくうがいをして、飲み込まずに吐き出せるかどうかが条件になります。
そして、永久歯が生えそろう中学生ごろまで続けると効果が得られやすいとされています。生えたばかりの永久歯はまだ弱く、むし歯になりやすい時期だからです。
やり方はとてもシンプルです

用意するもの
洗口液とコップだけです。洗口液は歯科医院で処方するほか、薬局で購入できるものもあります。
手順
1. 歯みがきをして、お口をきれいにします
2. 洗口液を5〜10mLほどコップに入れます
3. 口に含み、30秒〜1分ほどぶくぶくします
4. 洗口液を吐き出します。水ですすがないでください
5. その後30分は、飲食やうがいを控えます
ポイントは最後の2つです。すすいでしまったり、すぐに何か飲んでしまうと、せっかくのフッ素が流れてしまいます。
タイミングは寝る前がおすすめです。歯みがきのあと、そのまま眠れば30分のルールを守りやすくなります。睡眠中は唾液が減ってむし歯が進みやすい時間でもあるので、理にかなっています。
どれくらいの効果があるのでしょうか

厚生労働省のマニュアルによると、小学校で6年間続けた場合、むし歯を40〜50%程度減らせたという報告があります。長く続けた例では、さらに高い数字も報告されています。
ただし、これは集団で毎日きちんと実施した場合の数字です。ご家庭で行う場合は、続けられるかどうかが大きく影響します。無理のない形で習慣にできるかが鍵になります。
飲み込んでしまっても大丈夫?

いちばん多いご質問です。
1回分の量は、誤って全部飲み込んでしまっても心配のない濃度に調整されています。自治体の資料では、体重20kgのお子さんの場合、1度に10人分以上を飲まない限り急性中毒の心配はないと説明されています。
とはいえ、きちんと吐き出せることが前提です。だからこそ「ぶくぶくうがいができるようになってから」という条件があります。
次の場合は適していませんので、ご相談ください。
・4歳未満のお子さん
・うがいをすると飲み込んでしまうお子さん
・うがいそのものがまだ難しいお子さん
まずは「お水で練習」から
いきなり洗口液を使う必要はありません。お水でぶくぶくうがいの練習から始めてみてください。
・コップのお水を口に含む
・下を向いたまま、頬をふくらませてぶくぶくする
・全部吐き出せるか確認する
これが安定してできるようになれば、洗口液に進める合図です。歯みがきのあとの習慣として練習すると、自然と身につきやすいと思います。
お風呂の中で練習するご家庭もあります。こぼれても気にならないので、お子さんも気楽に取り組めるようです。
園や学校でやっている場合

地域によっては、保育園・幼稚園や小学校で集団でのフッ化物洗口を実施していることがあります。
その場合、ご家庭で重ねて行う必要があるかどうかは、お子さんの状況によって変わります。園や学校で実施されている場合は、一度ご相談ください。回数や濃度を考えて、ちょうどよい形をご提案します。
続けるコツ
フッ化物洗口は、続けてこそ意味がある方法です。数回でやめてしまうと、効果は期待しにくくなります。
・時間を決める(寝る前の歯みがきのあと、など)
・場所を決める(洗面所に洗口液とコップを置いておく)
・完璧を目指さない(できない日があっても、翌日からまた続ければ大丈夫です)
歯みがきと同じで、「気が向いたときにやる」では習慣になりません。生活の流れに組み込んでしまうのがいちばんです。
まとめ
・フッ化物洗口は、ぶくぶくうがいができる4歳ごろから始められます
・永久歯が生えそろう中学生ごろまで続けると、効果が得られやすいとされています
・フッ素塗布・歯みがき剤と組み合わせて使うもので、歯みがきの代わりにはなりません
・洗口後はすすがず、30分は飲食を控えるのがポイントです
・1回分は飲み込んでも心配のない濃度ですが、吐き出せることが前提です
・まずはお水でぶくぶくうがいの練習から始めてみてください
お子さんの歯を守る方法は、ひとつではありません。ご家庭の生活に合った方法を選んでいただくのがいちばんだと思います。
名駅サランおとなこども歯科からのメッセージ
当院は名古屋駅1番出口から徒歩1分。お仕事帰りやお買いものの途中にも立ち寄っていただけます。
保育士による無料の託児とキッズスペースをご用意していますので、きょうだいが一緒でも安心してお越しください。日曜日も診療しておりますので、平日はお時間が取りにくいご家庭もご相談いただけます。
「うちの子にフッ化物洗口は向いていますか」「どの洗口液を選べばいいですか」「園でやっているけれど家でも必要ですか」といったご相談も歓迎です。お子さんのお口の状態を見せていただいたうえで、ちょうどよい方法をご提案いたします。
名駅サランおとなこども歯科 院長 妹尾
名駅・名古屋駅の歯医者・小児歯科
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