新着情報
子供用歯磨き粉の選び方と正しい使い方のコツ
子供用歯磨き粉の選び方と正しい使い方のコツ

子供用歯磨き粉を選ぶときの基本ポイント
フッ素配合の有無を確認する
子供の歯をむし歯から守るために有効なのがフッ素です。フッ素には歯を強くし、初期のむし歯を修復する働きがあります。子供用歯磨き粉には年齢に応じた濃度のフッ素が含まれているものが多いため、必ずパッケージを確認しましょう。
日本では歯科医師会が推奨するフッ素濃度が年齢別に定められています。0〜5歳は500ppm程度、6歳以上は1000ppm程度が目安です。
香味や甘味料の違いに注目する
子供が歯磨きを嫌がらずに続けられるよう、いちご味やぶどう味などさまざまなフレーバーがあります。ただし、あまりに甘すぎる味だとすすぎ残しが気になる場合もあるので、子供の好みに合わせつつも、マイルドで使いやすいものを選ぶと安心です。
研磨剤や発泡剤の有無を確認する
研磨剤が強すぎると乳歯や生えたばかりの永久歯にダメージを与える可能性があります。特に幼児期は研磨剤不使用や低研磨タイプを選ぶのが安心です。また発泡剤が強いと泡立ちすぎて子供が上手にうがいできないこともあるため、低発泡の歯磨き粉を選ぶと磨きやすくなります。
年齢別に見る子供用歯磨き粉の選び方
乳幼児期(0〜2歳)の歯磨き粉
乳歯が生え始める時期は、まずは歯磨き粉なしでガーゼや歯ブラシに慣れさせます。その後、うがいができるようになる1歳半〜2歳ごろから、ごく少量のフッ素入り歯磨き粉を使うと良いでしょう。米粒程度の量が目安です。
幼児期(3〜5歳)の歯磨き粉
この時期は甘いものを食べ始めるため、むし歯リスクが高まります。フッ素500ppm程度を配合した子供用歯磨き粉を使用し、保護者が仕上げ磨きをしてあげることが重要です。味や泡立ちがマイルドな製品を選び、歯磨きの習慣を楽しみながら身につけましょう。
小学生以降(6歳〜12歳)の歯磨き粉
永久歯が生え始める時期には、より高いフッ素濃度(1000ppm程度)を含む歯磨き粉がおすすめです。子供自身が磨く習慣を持ちながら、保護者がチェックするのが理想です。仕上げ磨きを完全にやめるのではなく、ときどき確認してあげると安心です。
子供用歯磨き粉の正しい使い方
使用量の目安を守る
乳幼児期は米粒程度、幼児期はグリーンピース程度、小学生以降は歯ブラシ全体にのせても問題ありません。フッ素の効果を得るためにも、適切な使用量を守りましょう。
磨いたあとのうがいは軽めにする
フッ素の効果をしっかり残すためには、うがいをしすぎないことがポイントです。水を口に含んで1回軽くすすぐだけで十分です。何度も口をゆすぐとフッ素が洗い流されてしまいます。
保護者の仕上げ磨きを取り入れる
子供が自分で磨けるようになっても、まだ磨き残しが多いのが実情です。特に奥歯や歯と歯の間は磨きにくいため、小学校中学年ごろまでは仕上げ磨きを続けてあげましょう。
子供用歯磨き粉を使うときの注意点
誤飲に注意する
特に小さな子供は歯磨き粉を飲み込んでしまうことがあります。安全性の高いものを選びつつ、必ず保護者の見守りのもとで使用しましょう。
大人用歯磨き粉との違いを理解する
大人用はフッ素濃度が高く、研磨剤や発泡剤も強めに配合されています。小さな子供には負担が大きいため、必ず年齢に合った歯磨き粉を選びましょう。
定期的に歯科で相談する
歯磨き粉の選び方や使用方法について不安がある場合は、かかりつけの歯科医院に相談するのが安心です。年齢や歯の状態に応じて最適なアドバイスを受けられます。
子供用歯磨き粉に関するよくある質問
Q1. フッ素入り歯磨き粉は毎日使っても大丈夫?
はい、毎日の使用が推奨されています。正しい量を守れば安全で、むし歯予防効果も高まります。
Q2. 子供が歯磨き粉の味を嫌がるときはどうする?
無理に使わず、味のバリエーションを試したり、フレーバーのないジェルタイプを検討しましょう。徐々に慣れていくケースも多いです。
Q3. 仕上げ磨きはいつまで必要?
一般的には小学校中学年くらいまでが目安ですが、磨き残しが多い子供は高学年でもサポートを続けると安心です。
まとめ|子供の歯を守るために正しい歯磨き粉を選ぼう
子供用歯磨き粉は、年齢や発達に合わせて選ぶことが大切です。フッ素配合の有無や濃度、研磨剤や発泡剤の強さ、味の違いを確認しながら、子供が楽しく使える製品を見つけましょう。
また、正しい使用量や軽めのうがいを守ることで、歯磨き粉の効果を最大限に引き出せます。保護者の仕上げ磨きと歯科でのチェックを習慣化し、子供の歯を一生健康に保つための基盤を作りましょう。
名駅・名古屋駅の歯医者・小児歯科

- 診療時間
-
平日10:00~13:00/15:00~19:00
土日9:30~13:00/14:00~16:30
休診日水・日(隔週)・祝