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いびきだけじゃない?睡眠時無呼吸症候群とお口の関係

こんにちは、名駅サランおとなこども歯科院長の妹尾です。
皆さんは十分な睡眠を取れていますか?日本人の平均的な睡眠時間は6時間から7時間半ほどといわれています。しかし「しっかりと寝たはずなのに疲れが取れない」「日中に強い眠気を感じる」「家族からいびきを指摘された」こんな症状に心当たりはありませんか?
もしかするとそれは 睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome) が原因かもしれません。
この病気は単なる「寝不足」ではなく、放置すると命に関わるリスクを伴うこともあります。そして意外なことに、歯科での治療が有効な場合もあるのです。
今回は、睡眠時無呼吸症候群とお口の関係についてわかりやすく解説します。

睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に繰り返し呼吸が止まってしまう病気です。医学的には「10秒以上の無呼吸が一晩に30回以上」ある場合に診断されます。
主な原因
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肥満による気道の圧迫
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舌が大きい、顎が小さいなど骨格的な要因
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鼻づまりや扁桃肥大など耳鼻科領域の問題
代表的な症状
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大きないびき
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睡眠中の呼吸停止
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日中の強い眠気
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集中力の低下
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起床時の頭痛
「ただのいびき」と思われがちですが、実際には全身の健康に大きく関わる重大な病気なのです。
放っておくとどうなる?
睡眠時無呼吸症候群を放置すると、体にさまざまな悪影響を及ぼします。
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高血圧・心疾患・脳卒中
繰り返す酸素不足によって心臓や脳に負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクが上がります。
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糖尿病
睡眠不足と酸素不足は血糖コントロールを悪化させ、糖尿病の発症や悪化につながります。
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突然死のリスク
重度の無呼吸では睡眠中の不整脈や心停止が起こる可能性もあり、命に関わることもあります。
歯科と睡眠時無呼吸症候群の関係
「無呼吸症候群って内科や耳鼻科の病気じゃないの?」と思う方も多いでしょう。
実は歯科でも有効な治療ができるケースがあります。
その一つが マウスピース(口腔内装置:OA) を使った治療です。
マウスピースによる治療
歯科で作製する専用のマウスピースは、下顎を少し前方に出す形で装着します。これにより舌や軟口蓋が後方に下がるのを防ぎ、気道を広げる効果があります。
メリット
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CPAP(鼻に装着する機械)よりも装着が簡単で携帯しやすい
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音が出ないため周囲に迷惑をかけない
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軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群に効果的
デメリット
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重度の症例では効果が不十分な場合がある
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顎関節や歯並びに負担がかかることがある
保険診療について重要なポイント
口腔内装置(OA)を 保険適用で作製するには、医師(内科や耳鼻科など)からの紹介状が必要 です。
つまり、まずは医科で睡眠検査(簡易検査やPSG検査)を受け、正式に「睡眠時無呼吸症候群」と診断されることが前提となります。そのうえで歯科でマウスピースを作る流れになります。
当院での取り組み
名駅サランおとなこども歯科では、睡眠時無呼吸症候群に対して オーダーメイドのマウスピース(OA)の作製 を行っています。
検査・診断は医科で受けていただく必要がありますが、歯並びや顎の形を考慮しながら装置を作製するのは歯科の得意分野です。
「いびきが気になる」「日中眠くて困っている」という方は、まずは医科で検査を受け、そのうえで当院へご相談ください。
睡眠の質を改善するためにできること
歯科治療と並行して、生活習慣の見直しも大切です。
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肥満を防ぐ(適度な運動・食生活改善)
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アルコールを控える(特に寝る前)
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横向きで寝る習慣をつける
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鼻づまりの改善(耳鼻科での治療も有効)
まとめ
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睡眠時無呼吸症候群は「いびき」だけでなく、高血圧や心疾患など命に関わる病気を引き起こす可能性がある
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歯科では マウスピース治療(OA) により気道を広げ、症状を改善できる
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OAを保険で作るには医師の紹介状が必要
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検査は医科で行い、その後歯科で装置を作製する流れが一般的
「最近いびきがひどい」「日中に強い眠気がある」「家族に呼吸が止まっていると言われた」
こんな症状がある方は、まずは医科での検査、そして歯科での相談をおすすめします。
当院では、1本でも多くの歯を守ることと同じように、患者様の健康な生活のサポートを大切にしています。お気軽にご相談ください。
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