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「噛むと奥歯が響く」「歯茎にニキビができた」…それ、根の再治療のサインかも?

こんにちは。名古屋駅からすぐ、名駅サランおとなこども歯科・院長の妹尾です。

突然ですが、皆様は日常の中で、お口の中にこんな「違和感」を感じたことはありませんか?

  • 「久しぶりに硬いものを噛んだら、奥歯の奥がズーンと響くような感じがした」

  • 「歯ブラシをしていたら、歯茎にプクッとした白いおでき(ニキビのようなもの)を見つけた」

  • 「疲れた時だけ、昔治療した歯がうずく気がする」

「でも、この歯はずっと前に神経を取ったはずだから、痛くなるわけがない」 「ニキビも潰れたら消えたし、治ったのかな?」

そうご自身を納得させて、そのままにされている方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、歯科医師として申し上げますと、これらの症状は歯からの「最後のSOS」である可能性が非常に高いのです。

これらは「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」といって、歯の根っこの先に膿(うみ)が溜まっているサインかもしれません。 放置すれば、最悪の場合は抜歯に至ることもあります。

今日は、一度治療した歯に起こるトラブルと、大切な歯を守るための「根管治療(再治療)」について、詳しくお話しします。

■ その症状、実は「骨の中」で起きている火事です

神経を取った歯は、痛みを感じるセンサーがないため、虫歯になっても「しみる」という感覚がありません。 それなのに、なぜ「噛むと痛い」のでしょうか?

それは、歯そのものではなく、歯を支えている周りの組織(歯根膜や骨)が炎症を起こしているからです。

歯の根の中に細菌が繁殖し、根の先端から骨の中へと毒素を出し始めると、身体は防御反応として炎症を起こし、膿の袋を作ります。 イメージとしては、骨の中で小さな火事が起きている状態です。

  • 噛むと痛い理由: 根の先に膿の袋があるため、噛んで歯が沈み込むたびにその袋が圧迫され、響くような痛み(打診痛)が生じます。

  • 歯茎のニキビ(フィステ)の正体: 骨の中に溜まった膿が、出口を求めて骨や歯茎を突き破り、表面に出てきたものです。ニキビのように見えますが、これは「膿の排出路」の出口です。潰れて膿が出ると一時的に腫れは引きますが、大元の原因(根の中の細菌)がいなくならない限り、何度でも再発します。

■ なぜ、一度治療したのに再発するの?

「昔、ちゃんと歯医者さんに通って薬を詰めてもらったのに…」 そう不思議に思われるのも無理はありません。

根管治療が再発してしまう主な原因は、「細菌の漏洩(ろうえい)」です。

  1. 被せ物の隙間から: 年月が経って被せ物が劣化したり、接着剤が溶けたりして隙間ができ、そこから新たな細菌が侵入する。

  2. 取り残し: 歯の根の中は非常に複雑な迷路のような形をしています。最初の治療の際に、微細な枝分かれ部分に細菌が残ってしまっていた場合、時間をかけて増殖することがあります。

  3. 歯の破折: 神経を取った歯は枯れ木のように脆くなります。見えない亀裂(ヒビ)が入り、そこから細菌が入ることもあります。

いずれにせよ、自然に治ることはありません。 このまま放置すると、膿の袋はどんどん大きくなり、顎の骨を溶かしていきます。そして最終的には、「もう土台となる骨がないので、抜くしかありません」という診断になってしまうのです。

■ 抜歯を回避する選択肢「感染根管治療」

でも、諦めないでください。 骨が大きく溶けてしまう前であれば、「感染根管治療(再根管治療)」によって、歯を救える可能性があります。

これは、以前詰められた古い薬や汚染された部分をすべて丁寧に取り除き、もう一度根の中を徹底的に洗浄・消毒して、再び薬を詰め直す治療です。

正直に申し上げますと、初めて神経を取る治療よりも、再治療の方が難易度は格段に上がります。 以前の薬がガチガチに固まっていたり、構造が複雑になっていたりと、非常に根気と技術がいる作業だからです。

「また通うのは大変だな…」と思われるかもしれませんが、この治療はご自身の歯を残すための「敗者復活戦」のようなもの。 インプラントや入れ歯も素晴らしい技術ですが、やはり「生まれ持った自分の歯」の噛み心地に勝るものはありません。

■ 名駅サランおとなこども歯科の「歯を残す」こだわり

当院では、他院で「抜歯かも」と言われた場合でも、本当に残す手立てがないか、精密な診断を行っています。

  • 見える化する診断: レントゲンやCTなどの設備を駆使し、根の先がどうなっているか、膿の袋の大きさはどのくらいかを立体的に把握します。

  • 無菌的な処置: 唾液の中には細菌がたくさんいます。治療中に唾液が入らないよう、防湿対策を徹底し、清潔な環境で治療を行います。

  • 分かりやすい説明: 「今、何をされているのか分からない」という不安がないよう、治療の段階ごとに状況をご説明します。「なぜ回数がかかるのか」「今どのくらい綺麗になったのか」を共有しながら進めていきます。

■ 違和感を感じたら、すぐにご相談を

「仕事が忙しいから、痛みが強くなってからでいいか」 そう思っている間に、歯の中の細菌は休むことなく骨を溶かし続けています。

特に、「疲れた時だけ浮いた感じがする」「体調が悪いと歯茎が腫れる」という症状は、慢性的な炎症が続いている証拠です。 痛み止めで散らすのではなく、原因を根本から絶つ必要があります。

名古屋駅をご利用の皆様。 お仕事帰りやお買い物のついでに、ぜひ一度当院へお越しください。 「あの時、相談してよかった」 そう思っていただけるよう、皆様の大切な歯を一本でも多く守るために全力を尽くします。


■ 診療時間・アクセス

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