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冬の乾燥とお口|暖房の季節に増える「口の渇き」
こんにちは。名駅サランおとなこども歯科 院長 妹尾です。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としています。お口の状態は患者さん一人ひとりで異なりますので、実際の治療や予防については必ず担当の歯科医師にご相談ください。
結論:冬は、お口が乾きやすい季節です

肌や喉の乾燥は気にしていても、お口の中の乾燥を意識している方は少ないのではないでしょうか。
以前、夏の「かくれ脱水」とお口の関係についてお話ししました。実は冬も、まったく別の理由でお口が乾きやすい季節です。夏は体の水分が減ることが原因でしたが、冬は空気そのものの乾燥、鼻づまり、そしてお薬が関わってきます。
そして冬には、冬ならではの困りごとがあります。今日はそのお話をさせてください。
冬にお口が乾く、4つの理由

1.空気が乾いている
冬は外気の湿度が下がるうえ、暖房を使うと室内はさらに乾燥します。乾いた空気にさらされると、お口の中の水分も奪われていきます。
2.鼻がつまって口呼吸になる
風邪やアレルギーで鼻がつまると、自然と口で息をするようになります。口を開けたまま呼吸すれば、お口の中はどんどん乾きます。とくに寝ている間は自覚がないため、朝起きたときに口がカラカラという方は、この可能性があります。
3.のどの渇きを感じにくくなる
冬でも、呼吸や尿から水分は失われ続けています。ところが寒い環境では渇きの感覚そのものが鈍くなることが知られており、「飲みたいと思わないから飲んでいない」という状態になりがちです。暖房の効いた部屋や厚着で汗をかくこともありますので、自覚と実際の水分量がずれやすいのが冬の特徴です。
4.暖房をつけたまま眠っている
睡眠中はもともと唾液が減ります。そこに暖房の乾いた風が加わると、さらに乾きやすくなります。
冬ならではの、こんな困りごと

唇が切れる、口の端が切れる
乾燥で唇がひび割れたり、口角(口の端)が切れて痛むことがあります。口角の切れには、カビの一種や細菌、鉄分やビタミンの不足など、いくつもの要因が関わることがあります。なかなか治らない場合は一度ご相談ください。
冷たい空気がしみる
外に出たときや息を吸い込んだときに歯がしみる。これは知覚過敏のサインかもしれません。ただし、むし歯や歯のひび割れでも同じように感じることがあります。自己判断せず、一度確認させてください。
入れ歯が当たって痛い
入れ歯は唾液の膜があることで、歯ぐきにやさしく収まります。乾燥するとこすれて痛みが出ることがあります。
口臭が気になる
唾液が減ると細菌が増えやすくなり、においが出やすくなります。
むし歯や歯ぐきの不調が進みやすい
唾液には汚れを流し、酸を中和し、溶けかけた歯を修復するはたらきがあります。その守りが弱くなるため、同じようにみがいていても進みやすくなります。
見落とされがちな原因は「お薬」です

ここは、ぜひ知っておいていただきたい点です。
風邪薬や鼻炎のお薬には、唾液を減らす作用があるものがあります。冬から春にかけて飲む機会が増えるお薬なので、乾燥する季節と重なりやすいのです。
ほかにも、血圧のお薬、睡眠薬、抗うつ薬、頻尿のお薬など、唾液の分泌に影響することがある種類はいくつもあります。
大切なのは、自己判断でお薬をやめないことです。お口の渇きが気になる場合は、まず歯科でご相談ください。必要に応じて、処方した先生と相談していただく形になります。お薬手帳をお持ちいただけると、とても助かります。
お口の乾燥と、冬の感染症

冬は風邪やインフルエンザが流行する季節でもあります。
唾液には細菌の増殖を抑えるはたらきがあり、お口が乾くとその守りが弱まります。また、お口の中を清潔に保つことと感染症の起こりにくさとの関連について、いくつか研究の報告があります。
ただし、どの程度の効果があるのかはまだはっきりしていません。「歯みがきをすれば風邪やインフルエンザにかからない」という話ではありませんので、手洗いやうがいといった基本の対策と合わせて、お口のケアも続けていただければと思います。
今日からできる、冬の乾燥対策

加湿を意識する
加湿器が手軽ですが、濡れたタオルを部屋に干すことも補助になります。寝室の湿度に気をつけてみてください。
鼻で呼吸する
鼻がつまっているときは、まずそちらの治療を。日中は口を閉じることを意識するだけでも違います。
こまめに水を飲む
のどが渇かなくても、コップ1杯ずつ。起床時、入浴前後、就寝前は特に意識してみてください。なお、心臓や腎臓の病気などで水分量の指示を受けている方は、主治医の指示に従ってください。
よく噛んで食べる
噛む刺激が唾液を出します。冬は鍋やスープなど、やわらかい食事が増えがちです。根菜を大きめに切るなど、噛む回数を少し増やす工夫を。
唾液腺をやさしくマッサージする
耳の下、あごの下を指の腹でやさしく押します。お風呂の中でも構いません。
お酒を飲んだら、水も一緒に
アルコールには利尿作用があり、水分が出ていきやすくなります。飲んだあとはお水も添えてみてください。コーヒーや緑茶のカフェインも、たくさん取れば同じように作用することがあります。
こんなときは、ご相談ください
・水を飲んでも口の渇きが続く
・舌がヒリヒリする、味を感じにくい
・口の端が切れて、なかなか治らない
・入れ歯が当たって痛む
・冷たい空気で歯がしみる
乾燥だけでなく、お薬や体の状態が関わっていることもあります。気になる状態が続くようでしたら、自己判断せずご相談ください。
まとめ
・冬は空気の乾燥、鼻づまり、お薬が重なってお口が乾きやすくなります
・寒いと渇きを感じにくくなるため、水分が不足していても気づきにくい季節です
・唇のひび割れ、口角の切れ、入れ歯の痛み、知覚過敏は冬に増えがちです
・風邪薬や鼻炎薬が関わっていることがあります。自己判断で中止せずご相談ください
・加湿、鼻呼吸、こまめな水分、よく噛むこと。この4つから始められます
寒い季節は、外に出るのもおっくうになりがちです。それでも、乾燥の影響は少しずつ積み重なっていきます。気になることがあれば、早めにお声かけください。
名駅サランおとなこども歯科からのメッセージ
当院は名古屋駅1番出口から徒歩1分。お仕事帰りやお買いものの途中にも立ち寄っていただけます。
日曜日も診療しておりますので、平日はお時間が取りにくい方もご相談ください。保育士による無料の託児とキッズスペースをご用意していますので、小さなお子さん連れでも安心してご自身の治療を受けていただけます。急なお痛みにも対応しております。
「口が乾いて気になる」「入れ歯が当たって痛い」「冷たいものがしみる」など、どうぞお気軽にご相談ください。
名駅サランおとなこども歯科 院長 妹尾
名駅・名古屋駅の歯医者・小児歯科
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