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歯医者さんが怖い子どもへ――泣かずに通えるようになるための親のサポート
「歯医者に連れて行こうとすると大泣きする」「治療の椅子に座るだけで号泣してしまう」――お子さんの歯科恐怖に悩む保護者の方は、とても多くいらっしゃいます。
実は、歯科に対して恐怖や不安を感じる子どもは珍しくありません。大切なのは「なぜ怖がるのか」を理解した上で、適切なサポートをしてあげることです。この記事では、子どもが歯科を怖がる理由と、家庭でできる具体的なサポート方法をご紹介します。
なぜ子どもは歯医者を怖がるの?
子どもが歯科を怖がる理由は、大きく3つに分けられます。
① 「未知」への不安
子どもにとって歯科医院は、見慣れない器具、独特のにおい、聞いたことのない音が溢れる非日常の空間です。何が起こるかわからないという「未知の恐怖」は、子どもの不安を高めます。
② 過去の「痛かった」体験
以前の治療で痛みを感じた経験があると、それがトラウマになって歯医者=痛いところというイメージが強く刷り込まれてしまいます。一度植えついた恐怖はなかなか消えないため、慎重なアプローチが必要です。
③ 親や周囲からの「刷り込み」
「歯医者さんに連れて行くよ」と脅し文句として使ったり、「怖くないよ」と過度に言い聞かせることで、逆に「怖いところなのかも」と思わせてしまうケースがあります。また、保護者の方自身の不安な表情が子どもに伝わることもあります。

やってしまいがちなNG対応
子どもを歯科に連れて行く際、よかれと思った行動が逆効果になることがあります。以下のような対応は避けるようにしましょう。
❌ 「痛くないよ」と言いすぎる
嘘をついて連れて行くと、一度でも痛みを感じた際に信頼を失います。
❌ 「虫歯になったら歯医者に行くよ」と脅す
歯科=罰・怖い場所というイメージが定着してしまいます。
❌ 「我慢しなさい」とプレッシャーをかける
恐怖を我慢させるのではなく、恐怖自体を和らげることが大切です。
❌ 突然連れて行って治療を始める
事前の説明なしに処置が始まると、強烈な恐怖体験として記憶されやすくなります。

家庭でできる!怖さを和らげるための5つのサポート
① 歯医者を「怖い場所」として話題にしない
日常の会話の中で、歯科を脅し文句や罰のように使うのをやめましょう。「歯を大切にしないと歯医者さんに行くことになるよ」という言い方は、歯科=嫌なことのイメージを強化します。代わりに、「歯医者さんは歯をきれいにしてくれる先生」「歯が元気でいられるように助けてくれる場所」といった前向きなイメージで話してみてください。
② 絵本や動画で「歯医者さん」を身近にする
受診の前に、歯医者さんが登場する絵本を読んだり、子ども向けの歯科紹介動画を一緒に見てみましょう。「歯科ってこんなところなんだ」とイメージができると、実際に行ったときの不安が大幅に軽減されます。事前に「こんな椅子に座るよ」「お口の中を光で見るよ」など、具体的に何をするかを優しく説明してあげることも効果的です。
③ 「見学だけ」から始めてもいい
いきなり治療をしようとすると子どもの恐怖は高まります。初回は「今日は先生に会いに行くだけ」「椅子に座ってみるだけ」という目標で連れて行くのも立派なステップです。当院でも、はじめはお口を開けるだけ、次回は器具を見てもらうだけ、というように段階を踏んで慣れてもらうアプローチを大切にしています。
④ 治療後は十分に褒める
歯科受診後は、どんな小さなことでも「よく頑張ったね」「椅子に座れてすごかったよ」と具体的に褒めましょう。「泣かずにできた」ことだけを褒めるのではなく、「怖かったのに来られた」「口を開けようとした」という努力のプロセスを認めてあげることが大切です。
⑤ 保護者の方も「大丈夫」と信じる
お子さんは保護者の方の表情や態度をよく見ています。「この子は絶対泣く」「うまくいかないかも」という不安は、表情や言葉の端に出てしまいます。「今日はきっと大丈夫」と保護者の方自身がポジティブな気持ちで臨むことが、お子さんの安心感につながります。

歯科医院選びも大切――小児対応のクリニックを選ぶポイント
歯科恐怖のあるお子さんには、小児歯科に力を入れているクリニックを選ぶことも重要です。以下のポイントを参考にしてみてください。
・子どもが泣いても急かさず、ペースに合わせてくれる
・最初から治療をせず、慣らすことを優先してくれる
・子ども向けの雰囲気・内装・スタッフの声かけがある
・無理に口を開けさせるなど、強引な対応をしない
・保護者と一緒に診察室に入れる
当院では、「歯医者が怖い」「前の歯医者でトラウマになった」というお子さんを数多く診てきました。焦らず、お子さんのペースを大切にしながら、少しずつ歯科に慣れていただけるよう丁寧にサポートしています。

「どうしても無理」なときはどうする?
サポートを重ねても、どうしても治療が難しいお子さんもいらっしゃいます。そのような場合は、以下のような対応を歯科医師に相談してみましょう。
✅ 笑気麻酔(吸入鎮静法)
鼻から笑気ガスを吸入することで、リラックスした状態で治療が受けられます。意識はありながらも不安や緊張が大幅に和らぎます。
✅ 専門病院へのご紹介
それでもどうしても当院での治療が難しいと判断した場合は、愛知学院大学歯学部附属病院の小児歯科をご紹介しています。全身麻酔や専門的な対応が必要なケースにも対応しています。
「どうしても歯科に連れて行けない」と一人で抱え込まず、まずはご相談ください。お子さんの状態や年齢に合わせた対応策を一緒に考えます。

まとめ
歯医者を怖がる子どもへのサポートのポイントをまとめると、
・恐怖の原因(未知・過去の体験・刷り込み)を理解する
・「怖い場所」というイメージを日常から取り除く
・絵本・動画・事前説明で歯科を身近にする
・「見学だけ」「座るだけ」など段階を踏む
・頑張ったプロセスをしっかり褒める
・どうしても無理なときは愛知学院大学歯学部附属病院小児歯科をご紹介
歯科恐怖は、正しいサポートと時間をかけることで、多くの場合は必ず和らいでいきます。「うちの子は特別に怖がり」と諦めずに、ぜひ一歩ずつ取り組んでみてください。
名古屋市中村区の名駅サランおとなこども歯科では、歯医者が苦手なお子さんでも安心して通えるよう、スタッフ一同でサポートしています。「まずは見学だけ」でも大歓迎ですので、お気軽にご相談ください。
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