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学校の歯科検診の紙、読めますか?「CO」「GO」の意味をやさしく解説
こんにちは。名駅サランおとなこども歯科 院長 妹尾です。
※この記事は一般的な情報の提供を目的としています。お子さまの状態によって適切な対応は異なりますので、気になる場合は担当の歯科医師にご相談ください。
学校から持ち帰ってきた歯科検診のお知らせ。歯の絵がずらっと並んでいて、「CO」「GO」「C」といったアルファベットが書き込まれている、あの紙です。
「Cはむし歯だよね…でもCOって何?」
「GOって、なんだかゴーサインみたいだけど、大丈夫ってこと?」
「受診してくださいとは書いてないから、様子を見ていいのかな」
毎年この時期になると、当院でもこうしたご質問をいただきます。実はこの記号、知っているかどうかで、その後の対応が大きく変わってくる大切なサインなんです。
結論からお伝えします。COとGOは、「まだ治療は必要ないけれど、放っておくと進んでしまう」段階を意味します。言い換えれば、今なら削らずに引き返せる、いちばん大切なタイミングです。この記事では、検診の紙に出てくる記号の意味と、それぞれどう対応すればよいかをお伝えします。
こんな方に読んでいただきたい記事です
・学校の歯科検診の紙を見て、意味がよくわからなかった方
・「CO」「GO」と書かれていたけれど、受診すべきか迷っている方
・「異常なし」だったので安心している方
・お子さんのむし歯予防を、もう一歩進めたい方
検診の紙に出てくる記号の意味

まずは一覧で整理します。
C(シー) むし歯。治療が必要です
CO(シーオー) むし歯になりかけ。要観察
G(ジー) 歯ぐきの病気。治療が必要です
GO(ジーオー) 歯ぐきが少し炎症。要観察
○ 処置が済んでいる歯
/・- 特に問題のない歯
△・× 抜けた歯・喪失歯(表記は学校により異なります)
「O」はゼロではなくアルファベットのオーで、Observation(観察)の頭文字です。つまりCOは「むし歯の観察が必要な歯」、GOは「歯ぐきの観察が必要な状態」という意味になります。
「GO」は英語の「行け!」ではありませんので、そこはご安心ください。
「CO(シーオー)」はむし歯になりかけの歯

CO(シーオー)は、専門的には「要観察歯」と呼ばれます。まだ穴は開いていないけれど、歯の表面から少しカルシウムが溶け出し始めている状態です。
見た目には、歯の根元や溝のあたりが白くにごって見えることがあります。チョークのような、つやのない白さです。茶色っぽく見えることもあります。
ここで知っておいていただきたいのは、この段階なら、削らずに元に戻せる可能性があるということです。
歯は、溶け出す(脱灰)と、修復される(再石灰化)を毎日くり返しています。COは、このバランスが少し溶ける側に傾いた状態。ですから、ていねいな歯みがきとフッ素で修復側に傾け直してあげれば、進行を止められることがあるのです。
逆に、そのまま放っておけば、いずれ穴が開いて「C」になります。そうなると、もう削って詰める処置が必要です。
COは「まだ大丈夫」ではなく、「今なら間に合う」というサインだとお考えください。
「GO(ジーオー)」は歯ぐきからのサイン

GO(ジーオー)は「歯周疾患要観察者」を意味します。歯石はついていないけれど、歯ぐきに軽い炎症が見られる状態です。
歯みがきのときに少し血がにじむ、歯ぐきの先が赤く腫れぼったい、といったサインが出ていることがあります。
「子どもでも歯ぐきの病気になるの?」と驚かれる方も多いのですが、歯肉炎は小中学生にもよく見られます。原因のほとんどは、磨き残しによる汚れの蓄積です。
そしてGOの段階であれば、多くの場合、歯みがきの改善だけでよくなっていきます。特別な治療をしなくても、磨き方を見直すだけで、数週間で歯ぐきが引きしまってくることが少なくありません。
ただ、「どこが磨けていないのか」はご自身ではなかなかわかりません。歯科医院で汚れの付き方を見てもらい、その子に合った磨き方を教わるのが近道です。
「C(シー)」「G(ジー)」と書かれていたら

こちらは、すでに治療が必要な段階です。学校からも受診をすすめる用紙が渡されているはずですので、早めに歯科医院を受診してください。
お子さんのむし歯は、痛みが出ないまま進むことがよくあります。「本人が痛がっていないから大丈夫」と判断せず、記号にしたがって受診していただくのが安心です。
「異常なし」でも、安心しきらないほうがよい理由

ここは、ぜひ知っておいていただきたいところです。
学校の歯科検診は、教室や保健室で、明るさも限られた環境で、ミラーだけを使って行われます。レントゲンも撮りませんし、一人にかけられる時間もごくわずかです。
そのため、次のようなものは、どうしても見つけにくいという限界があります。
・歯と歯のあいだにできたむし歯
・詰め物の下で進行しているむし歯
・レントゲンでしか見えない部分の変化
学校の検診は、あくまで「気づくためのきっかけ」です。「異常なし」だったとしても、年に数回は歯科医院での確認を受けていただくことをおすすめしています。
CO(シーオー)・GO(ジーオー)と言われたら、おうちでできること

① 仕上げ磨きを再開してみる
小学生になると仕上げ磨きを卒業しがちですが、COやGOが出たなら、しばらく再開してみてください。週に数回、奥歯だけでも構いません。
② フッ素配合の歯みがき粉を活用する
年齢に合った濃度のものを、適量使いましょう。COの進行を抑えるうえで役立ちます。
③ 甘いものは時間を決めて
量よりも、だらだら食べ続ける「回数」が問題になります。特に甘い飲み物には注意してください。
④ 就寝前の歯みがきをていねいに
寝ている間は唾液が減り、歯が修復されにくくなります。1日の中で、寝る前がいちばん大切です。
⑤ 歯科医院で確認してもらう
CO・GOは「受診してください」と書かれないことも多いのですが、この段階で一度診てもらうことに大きな意味があります。どこが危ないのか、どう磨けばよいのかがはっきりします。
まとめ
・CO(シーオー)=むし歯になりかけ。削らずに元に戻せる可能性がある段階
・GO(ジーオー)=歯ぐきに軽い炎症。歯みがきの改善でよくなることが多い
・「O」はObservation(観察)の頭文字。「まだ大丈夫」ではなく「今なら間に合う」サイン
・C(シー)やG(ジー)は治療が必要。早めの受診を
・「異常なし」でも、学校の検診には見つけにくい部分があります
検診の紙は、つい引き出しにしまって忘れてしまいがちです。でも、COやGOと書かれていたら、それはお子さんの歯からの早めのお知らせ。ぜひ一度、目を通してみてください。
名駅サランおとなこども歯科からのメッセージ
「COって書いてあるけど、これ何ですか?」——検診の紙を持って来ていただければ、その場で一緒に確認しながらご説明します。実際にどの歯のことなのか、鏡で見ていただくと、お子さん自身も納得して歯みがきに取り組んでくれることが多いです。
当院では、フッ素塗布やシーラント、お子さんに合わせた歯みがき指導など、その時期に必要な予防をご提案しています。保育士による無料の託児とキッズスペースもございますので、ごきょうだい連れでも安心してお越しください。日曜日の診療も行っておりますので、平日はご都合がつかないご家庭にもご利用いただけます。
検診の紙を見て気になることがありましたら、どうぞそのままお持ちください。
名駅サランおとなこども歯科 院長 妹尾
名駅・名古屋駅の歯医者・小児歯科
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